たみおの「1度きりの人生だもの」

人の考えに少しのジャブを入れるブログ

【習慣が続かない】「キリがいいところ」でやめてはいけない

 

 

「ごはんできたからキリのいいところでやめて」

 

 

子どものころ、こう言われていた人も

多いのではないでしょうか

 

 

教材の章が終わったタイミングとか

難しい問題がやっと解き終わったときとか

キリのいいところで切り上げて

ごはんを食べに来なさいと親に呼ばれる

 

 

ただこの

「キリがいいところで」というのが

やる気や習慣化の観点からいうと

よろしくないのです。

 

 

今回はそういうお話です

 

 

 

なぜ「キりがいいところ」でやめさせるのか

 

 

まずはこのことについて

考えていきたい

 

それはもちろんそのタイミングが、

中断するタイミングとして

ちょうどいいからに他ならない。

「ごはんできたからやめなさい」といわれたタイミング

つまり「キリが悪いところ」でやめさせると

気持ち悪いし、その続きが気になって気が気じゃなくなる

 

 

キリがいいところでやめた方が

気持ち的にスッキリするし、

終わったという達成感につながる

 

 

キリがいいところで終わった方が

いいに決まっている

そういう考え方である。

 

 

「キリがいいところ」の闇

 

 

このこと逆に考えると

終わったという達成感を感じてしまう

という見方もできる。

 

 

どういうことか、

達成感を感じてしまうと

その勉強は一時の終わりを迎え

「もう十分やったからいいや」

という心理的な安心感につながってしまう

 

 

つまり結果として

次にその教材に手をつけるための

ハードルが高くなってしまうのだ。

 

 

こういう経験がないだろうか

 

教材の章の最後の難しい問題を

時間をかけてようやく解けた。

するとすべて終わったかのような感覚がうまれて

その後その教材に手を付けなくなる

 

 

「キリがいいところでやめた」

からこそうまれたやる気の喪失だ

 

 

もちろん達成感が

勉強を楽しくさせるものなのも

間違いではない。

 

 

しかし場面ややり方によっては

そうではない場合もあるということだ

 

 

 

「キリが悪いところ」でやめる

 

 

この記事でぼくがおすすめするのが

この「キリの悪いところ」でやめる

ということだ

 

 

勉強以外にも

読書や筋トレ、仕事

などあらゆる場面で

活かすことができる

 

 

キリの悪いところでやめることで、

その気持ち悪さが強く印象に残って

それをスッキリさせようとはたらくのだ

 

 

これには科学的な根拠があって、

 

心理学のことばで

ツァイガルニック効果

と呼ばれるもので

 

 

よく使われる事例としては

「続きはCMのあと」というものだ

 

 

人は達成できなかった事柄や

中断・停滞しているものに対して

強い関心や印象を持つ

 

という心理で、

CMで中断されると

その続きが気になって

見続けてしまうのだ。

 

 

これをうまく利用することで

やる気や習慣化を促進することができる

 

 

本を読むとしても、

中途半端なところで

読むのをやめた方が

続きが気になって

次の日さらに読み進められる

 

 

という使い方ができる

 

 

毎日本を読めない

勉強が続かない

やる気が続かない

 

そういった悩みをもった人は

ぜひ一度、キリの悪いところで

中断してみるといいと思う

 

 

気持ち悪く感じてしまうかもしれないが

その気持ち悪さが逆に早く続きを読みたい、やりたい

という気持ちにつながる

 

 

やる気をコントロールできれば

習慣化につながる

 

 

ぜひ試してみて欲しい

 

 

ではまた

 

 

たみお