お金はどうやって生まれたか
どうもたみおです。
最近お金について考えることが多くて、
一体お金とは何なのかという疑問が湧いてきました。
そこで調べていく中で発見したお金というものの起源が面白かったので紹介したいと思います。
かつて人々がどうやってお金を使っていて
現代にどう生きているのか、どう成り立っているのか。
そんなに堅苦しい話ではないけど
単純にこうやってお金って出来たんだ~っていう知識として
知っておいて損はないと思いますので
お金の成り立ちですね。
紐解いていきます。
モノを得るためには物々交換
かつて大昔の経済は、もちろんお金など存在していません
そこで行われていたのは物々交換です。
なにか自分が欲しいモノを自分が持っているモノと交換する。
直接会って物々交換をする。当時はそうするしか方法がありませんでした。
しかしそれは非常に効率が悪いもので、
ピッタリとマッチングしなければ何にも代えられずに
結果死んでしまう、生きていけないわけです。
そこで生まれたのが売買したい人が集まる「市場」です。
なにかを売りたい人が売りに出して、何かを買いたい人が買いに来る
今で言うところのマッチングアプリとか婚活サイトとかのイメージですね
需要と供給がその場でサイクルしていくわけです。
ただここでまた問題が発生しました。
条件がぴったり合うものが都合よく市場に出ているというわけではないということです。
マッチングアプリと違って妥協するとか条件を減らすとかはないわけで、
モノとモノとが欲しい売りたい買いたいと完全に合致しなければ売れないし買えないわけです。
ではどうしたか
「みんなが欲しがるモノ」を持っておこう
そこで「仲立ち物」と呼ばれるみんなが欲しがるモノを持っておこうという思考が生まれました。
それが当時の日本では「稲」と「布」でした。
稲とはつまりお米のことで、当時は貴重品で食料としてみんなが欲しがるモノでした。
そして布も、切ったり縫ったりすれば衣服になり履物になり部屋の飾りにもなるということで汎用性が高かったわけですね。
(この稲が当時「ネ」と呼ばれていたのが、現代の値の語源になっているといわれています)
場所を変えてこれが中国だと「貝」でした。
子安貝という貴重な貝は模様もキレイでみんなが欲しがりました。
さらに古代ローマではこれが「塩」でした。
やはりここでも塩は貴重品で、兵士の給料として与えられていたそう。
(豆知識として、この塩がラテン語で「サラリウム」というのが現代の「サラリーマン」の語源となっています)
みんなが欲しがるモノは地域によってバラバラだったわけなんですね、
地域ごとに仲立ち物を求めて狩りや漁をしてたんですね。
ただその中でこの仲立ち物も使いにくいとか、あの地域のこれがいいらしいぞなんて情報が回ってきて、それが時代と共に変化していきます。
最後に残ったのが一番使い勝手が良いとされた「金・銀・銅」です
希少性も高く、当時の技術でも簡単に溶かせて鋳型に流せば
金貨・銀貨・銅貨が簡単に作れる。
誰にとっても欲しいものとして金銀銅が世界的なお金として使われるようになりました。
お金持ちに預けてもらう「預かり証」
世界的なお金が誕生してからは大規模な商取引も行われるようになって、そこでまた問題が発生します。
大量の金貨をジャラジャラ持って歩くのは危険だし重いし
強盗に遭うかもしれない。家に置いておくのも心配だ。
そこで商人たちは金貨をたくさん持っているお金持ちに自分たちの金貨を預かってもらうことにしました。
お金持ちはその金貨を預かりましたという証明として「預かり証」を渡して、「これを持って来ればいつでも金貨と交換しますよ」としていました。
これが紙幣の始まりだということです。
要はそのお金持ちに「いつでも金貨と交換してくれる」という信用がある、ということはその預かり証そのもので取引をすればいいじゃないかと。
金貨と違って紙の預かり証は軽いし、持ち運びに便利。
そのお金持ちの信用の対価が「紙幣=お金」なのです。
つまりは時代は変わってもお金とは、
欲しいものを手に入れるための「交換の手段」でしかないということですね
モノの「価値」の対価であってお金自体に価値があると思い込んでると色々損するなあって感じた話
人間って面白いなあ、よくやるよなあって感じました。
以上、単なるお金の成り立ちの話でした。
タメになったね
たみお