店舗の売上をあげる方法を考える
今回は、ネットと店舗の販売について
考えをシェアしたいと思います。
・ネットで買うのは悪?
前置きとして
ツイッターを見ているとよく
「ネットで買うのは悪だ、店舗で買うべき」
みたいなツイートがあるんですけど、
これはどの業界でもそうだと思うんですけど
ネットの方が安いから店舗でじゃなくて
ネットで買うってのは、もう主流ですよね
ユーザーとしても、
安いし楽だし運ぶのに手間もかからないし
ってのでもう当たり前になっているのは
たしかだと思うんですけど
一定数、感情論で「ネットは悪だ」
って言ってるひとがいるんです
そんなこと言ってても
どうにもならないからどうにか手を打とうよ
ってのでぼくの考える具体策を
紹介したいとおもいます。
・「ファン化」させる
まずネットで買う人の心理として
店舗販売と比べると
- とにかく安い
- その場で注文できるから楽
- 持ち運ぶ必要がないから便利(重いものは特に)
っていう部分がありますよね
これがネットの強みだと。
店舗だと、集客のために都市部におく必要があるから
土地代もかかる、人件費もかかる
商品の値段を下げるわけにはいかない
じゃあ他の部分で戦うにはどうしたらいいか
「わざわざ」店舗に足を運んでもらうには、
どうしたらいいか
それは ...
付加価値をつけること
それも「足を運んでもらうことに」付加価値をつけること
その一つの方法として
「ファン化」させるというのがあります。
例えば、ライブを見に行くとしましょう。
これが「ただライブを楽しみたい」って人は別だけど、
「このライブが見たい!!」っていう理由で
特定のアーティストのライブを見に行くは何でですかね
それはそのアーティストの「ファン」だから。
そのアーティストが出るから、そのライブにいく。
つまり店舗もおなじ考えでいくと
「そのスタッフがいるからそのお店にいく」
っていう付加価値をつければいいわけなんです
これを実践しているなあ、と感じるお店が
楽器屋で2つあるので紹介しますね
まずひとつが
①シライミュージックさん
元々はYouTubeのチャンネルで、個体差の出てしまうシンバルを現物販売していた。
今でもターゲットに合わせた機材の使い方を紹介する動画を作るのはもちろん、
ドラムセットを自ら作ったりしている
シライミュージックの店舗自体は愛知県の豊橋市に1店舗あるだけだが、代表の白井としみつ氏のファンは数知れず、全国各地から白井さんを目当てに遊びに来るミュージシャン・バンドマンが多数存在している
そしてもう1つ
②クロサワ楽器 お茶の水ドラムコネクションさん
御茶ノ水にあるドラム専門店で、
ツイッター上でスタッフによる動画企画が面白く、プロドラマーのファンも多い。
時に楽器屋にしては異例の500ファボを超えることもある
各スタッフのキャラ立ちが天下一品。
どちらの例も、ほかの楽器屋にはない
スタッフに会いに行くという「特別感」があるので
ネットにも勝ち得る「価値」が生まれる
安さ、便利さで勝てないなら
そこで勝負してもしかたがないでしょ!ってことですね
今やファンをつくるのは
表舞台に立つアーティストや芸能人だけでは
ないのかもしれないですね
まあネットはネットの、
店舗は店舗の強みが確実にあるので
どうそれを引き出せるかって話です
感情論をぶつけるだけじゃつまらないな
と思ってぼくなりの考えを記した次第です。
ではまた
たみお